- 2012.07.10
- 関の考え方
中国の人民解放軍 サイバー攻撃に関与か?
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ここ数年、中国軍関係者によるサーバー攻撃が目に余る。
軍が関与しているかもしれない、と読売新聞は報道している。しかし、それこそが軍の役目のようにも思う。
爆弾や生物などによる、所謂「兵器」を使用した戦いである戦争は、今、国際法上で色々な取り決めがある。
サイバー攻撃は、所謂「兵器による攻撃と同じものか?」との明確なものが無い。不明瞭極まりない。
しかし、数年前、アメリカ合衆国は、中国からのサイバー攻撃は、兵器による攻撃と同じものとみなす、と宣言した。
いま、あらゆる社会の運営がコンピューターでなされている中にあって、その運営の根源である部分に攻撃を仕掛けて来ることは、戦争行為に相違ない。
日本の政府も、アメリカと同様に宣言をするべきである。
今回も国会議員や各省庁などをサイバー攻撃してきた南京大学院生は、中国の人民解放軍の強い推挙で同大学院に入学したらしい。
これで、中国を非難することは容易い。
しかし我々は、これぞ国際関係であり、国防であるという自己防衛の原点に帰る必要がある。自らは自ら護る。
我々が何をしなければならないか。
自ずと見えてくるのである。日本人は平和ボケをしているとよく言われる。
もうそのようには言わせない。ハイレベルでの国防の意識を高める時が来ている。
これは決して戦争賛美ではない。戦争回避である。争いのない世の中を望む。望むがゆえに、自己防衛の体制を強化し、相手に隙を見せないことが大切なのだ。
今後益々、ハイレベルでのアタックは増えてくるだろう。
厳しさを増す国際情勢への備えに、後れてはならない